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通常学級における効果的な学習支援システム

特別支援学級だけが学習支援ではありません。通常学級の中に少なからず支援の必要な子供たちがいます。特別支援学級であればその担任が生徒の特質を把握した上で指導計画・支援計画を立てて子供たちに向き合います。通常学級においては小学校であれば担任が、中学校であれば担任はもちろんのこと教科担任が連携をしながら指導・支援にあたります。ただ、中学校においては教員の仕事量が多い傾向にあり、密接な連携は難しい状況にあるとみています。私が勤める中学校では、特別支援コーディネーターと呼ばれるポジションの教員が複数存在します。このコーディネーターは、通常学級において支援が必要な生徒と担任・教科担任を結び付け、指導方針や指導方法を提案します。情報共有→共通理解→指導方針の作成→実践→検証→見直しを持続的に行うことで双方の支援にあたります。このような学習支援システムは最近ではいたるところでみられるようですが、本校では各学年に一人ずつコーディネーターが付きます。これにより、より密接な支援が行われると考えています。また、定期的に管理職や運営会議などで報告するようにし、全職員で支援に当たるよう心がけています。

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